マイナ免許証のメリット、マイナンバーカード更新と同時に申し込める?
令和7年(2025年)3月24日、運転免許証とマイナンバーカードを一体化できる「マイナ免許証」が始まりました。
マイナンバーカードに運転免許証(原付のみ、大型など種類は問わない)の情報を書き込むことで、マイナンバーカードが運転免許証として利用できるようになる制度です。
マイナ免許証にすれば持ち歩くカードの枚数を減らせますし、運転免許証の新規取得・更新手数料が割安になります。
| – | マイナ免許証のみ | 運転免許証とマイナ免許証の2枚持ち | 運転免許証のみ |
|---|---|---|---|
| 新規免許取得手数料 | 1,550円 | 2,450円 | 2,350円 |
| 免許更新時手数料 | 2,100円 | 2,950円 | 2,850円 |
マイナ免許証を持つ「優良運転者講習」「一般運転者講習」ならば更新時講習を自宅のパソコン・スマートフォンでオンラインで受けられることも大きな利点です(これからマイナ免許証を申し込む場合は、次回更新までオンライン講習は受けられません)。
オンライン講習は警察署での対面講習よりも手数料が安くなります。
| オンライン講習 | 対面講習 | |
|---|---|---|
| 優良 | 200円 | 500円 |
| 一般 | 200円 | 800円 |
さらに、マイナ免許証の住所・氏名変更は市区町村役所で行うだけで良く、警察への届出は不要になることもメリットとして挙げられます。
マイナンバーカードの更新とマイナ免許証申し込みは同時に行えない
マイナンバーカード更新とマイナ免許証の申請は、まったく同じ日・同じ時間に同じ場所で行うことはできません。
なぜならば、マイナンバーカードの更新は市区町村役所で、マイナ免許証の申し込みは警察署・運転免許センターで行う必要があるからです。
ただ、マイナンバーカード・運転免許証ともに有効期限は誕生日が基準になるため、「同じ月(例:2026年10月)にマイナンバーカードと運転免許証が同時に期限を迎える」という場合は、「ほぼ同時」にマイナンバーカードの更新とマイナ免許証の申し込みができます。
マイナンバーカードは「誕生日の3カ月前の翌日から」、運転免許証は「誕生日の前後1カ月」に更新を行えます。10月1日誕生日ならば、マイナンバーカードは7月2日から10月1日まで、運転免許証は9月1日から11月1日まで更新できます。

よって、**「先に市区町村役所でマイナンバーカードを更新し、次に警察署でマイナ免許証を申し込む」**という順番がスムーズです。

「先にマイナ免許証をマイナンバーカードに搭載し、その後でマイナンバーカードを更新する」という順番でも問題ありません。令和7年(2025年)9月1日以降、マイナ免許証を保有済みの場合、マイナンバーカードを更新すればマイナ免許証も新しいマイナンバーカードに自動的に引き継がれるためです。
なお、「マイナンバーカード更新は今年、運転免許証更新は来年」または「運転免許証更新は今年、マイナンバーカード更新は来年」というように年がずれる場合も基本的に同じ方法です。
私は2025年10月にマイナンバーカード更新とマイナ免許証の申し込みを同時期に行いました。その際の手順を以下に紹介します。
マイナンバーカードの更新手続き
有効期限の約3カ月前になると(遅れる場合あり)、郵便で「マイナンバーカード・電子証明書 有効期限通知書」が届きます。

封筒に入っている「個人番号交付申請書 兼 電子証明書発行/更新申請書」という書類を使ってマイナンバーカードの更新を申請します。
ただ、申請してから実際に受け取れるまで約3週間かかるため、早めに申請することをおすすめします。

スマートフォンがあれば、「個人番号交付申請書」のQRコードを読み取ってオンラインで手続きすることが可能です。

ここからは、スマートフォンでマイナンバーカードの更新を申請する手順を紹介します。
事前に顔写真を撮影する
スマートフォンでマイナンバーカードの更新を申請する場合は、事前にスマートフォンのカメラで顔写真を撮影する必要があります。撮影した写真(画像ファイル)は、この後の手続きの中でアップロードします。
スマートフォンによるマイナンバーカードの更新申請で使える写真(画像)は次のような要件です。
- 6ヶ月以内に撮影した写真(正面、無帽、無背景)
- 明るく鮮明な写真
- ファイル形式:jpg
- カラーモード:RGB(CMYK等は不可)
- ファイルサイズ:20KB~7MB
- ピクセルサイズ:幅480~6000ピクセル、高さ480~6000ピクセル
縦横の比率は指定されていませんが、通常の運転免許証の写真と同じ「縦3:横2」が無難です。
また、iPhoneの場合は撮影した写真がHEIC形式の画像になることがあるため、事前にJPGに設定し直してください(「iphone heic jpg」で検索すると設定方法が見つかります)。
スマートフォンによるマイナンバーカードの更新
「個人番号交付申請書」のQRコードを読み取り、表示されたURLを開くと、「利用規約の確認」が表示されます。

下にスクロールすると「私は15歳以上です」「利用規約…を承認のうえ、申請します」という項目があるため、チェックを入れてから「確認」を押してください。

メールアドレス登録画面です。最初に「申請書ID」の入力欄がありますが、QRコードを読み取ってアクセスした場合は自動で入力済みです。下にスクロールしてください。

「メール連絡用氏名」(マイナンバーカード記載の氏名と同じで良い)と「メールアドレス」を入力し、「画像認証」に表示された文字を入力して、「確認」を押してください。

入力した内容が表示されます。正しければ、画面を下にスクロールして「登録」を押してください。

「メールアドレス登録完了」と表示されますが、まだマイナンバーカードの更新申請は完了していません。
この画面は閉じても構いません。次に、メール(Gmail、iCloudなど)の受信トレイを開いてください。

「【個人番号カード】申請情報登録URLのご案内」というメールが届いていますので、文中のURLを選択してください。

「申請コース選択」という画面になります。まだマイナ免許証を持っていないはずですので、「現在、マイナ免許証・マイナ経歴証明書をお持ちでない方はこちら」をタップしてください。

「申請情報登録」画面ではまず生年月日を入力します。

「電子証明書の発行を希望しない場合は、こちらから選択してください」という項目がありますが、通常はマイナンバーカードに電子証明書を搭載する必要がありますので、選択しないでください。
点字が必要な場合は「氏名の点字表記を希望する場合は、こちらから選択してください」を選んでください。
「上記の申請内容に、誤りはありません。」にチェックを入れてから「確認」を押します。

「顔写真登録」画面には注意事項が記載されています。画面を下にスクロールしてください。

「アップロード」を押して事前に撮影した顔写真を選択してから、「確認」を押してください。

「顔写真登録確認」が表示されたら画面を下にスクロールします。

確認事項にチェックを入れ、「登録」を押してください。

「申請情報登録確認」の画面には、アップロードした顔写真が表示されます。

メールアドレスや氏名などが正しいことを確認してください。

最後に「登録」ボタンを押します。

「申請情報登録完了」と表示されたら、マイナンバーカードの更新申請は完了です。同じ内容の通知がメールでも届いています。
この後、約3週間後に市区町村役所から「マイナンバーカード交付通知書」が届くまで待ってください。
「マイナンバーカード交付通知書」が届いたら役所で受け取る
マイナンバーカードの更新申請を行ってから約3週間後、「マイナンバーカード交付通知書・電子証明書発行通知書」というハガキが市区町村役所から届きます。

裏側には注意事項等が書かれています。

ここに記載された通り、このハガキと現在使っているマイナンバーカードや運転免許証、健康保険証などを持って、市区町村役所の窓口に新しいマイナンバーカードを受け取りに行ってください。
なお、注意書きにあるように、要介護や病気、重度の身体障害、未就学児などの事情がなければ代理人による受け取りはできません。
「仕事を休めず、平日に受け取りに行けない」「高齢で役所に行くのがつらい」という理由では代理人による受け取りができない場合がありますので、ご注意ください(対応は市区町村によって異なります)。
また、市区町村役所の窓口でマイナンバーカードを受け取る際に、以下の4種類のパスワードを入力する必要がありますので、事前に決めておいてください。
- 署名用電子証明書暗証番号(大文字英字・数字混合6~16文字)
- 利用者証明用電子証明書暗証番号(数字4桁)
- 住民基本台帳用暗証番号(数字4桁)
- 券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁)
運転免許証の更新とマイナ免許証の申し込み
運転免許証が有効期限を迎える1カ月ほど前に、都道府県の公安委員会から「運転免許更新のお知らせ」というハガキが届きます。

まだマイナ免許証を持っていないため、オンライン講習は受けられません。運転免許センターまたは警察署で講習を受け、その際にマイナンバーカードにマイナ免許証を書き込んでもらう必要があります。
費用ですが、2025年10月時点では「優良」の場合で更新手数料2,100円・講習手数料500円でした。ハガキには「更新手数料は2,850円」と書かれていますが、更新後にマイナ免許証にする場合は手数料が安くなります。また、講習区分が「一般」「違反・初回」の場合は講習手数料が800円または1,400円になります。
免許証更新とマイナンバーカードへのマイナ免許証搭載を申し込むには、以下のものが必要です。
- 有効期間内のマイナンバーカード
- 署名用電子証明書用暗証番号(マイナンバーカードに設定した6~16桁の英数字)
- 古い運転免許証
- 証明写真**(マイナ免許証にする場合も必要)**
- 新たに設定する、マイナ免許証暗証番号(数字4桁)
写真を撮影できなかったため文章のみでの説明となりますが、上記のものを準備して、通常の運転免許証更新と同じく警察署に講習を受けに行ってください。その際に「マイナ免許証を申し込みたい」と係員に告げてください。
通常はマイナ免許証のみを持つことになり、今までの運転免許証は手放すことになりますが、希望すればマイナ免許証と普通の運転免許証の2種類を同時に持つことも可能です。
私の場合ですが、警察署の部屋でDVDの動画を見る講習を受けた後、その部屋でカードリーダー・ライターを使ってマイナンバーカードにマイナ免許証の情報を書き込みました。

マイナ免許証を取得すると、このような「免許情報記録確認書」が交付されます。
マイナ免許証をもらえても、手続きはまだ終わりではありません。スマートフォンにアプリをインストールする必要があります。
「マイナアプリ」のインストール(2026年8月25日以降必須)
スマートフォンを使ってマイナンバーカードへのログインや情報の連携を行うには、「マイナアプリ」のインストールが必要です。
なお、令和8年(2026年)8月25日に新しい「マイナアプリ」が提供され、それまでの「マイナポータルアプリ」は使えなくなりました。
「マイナポータルアプリ」をインストール済みの場合は先にアンインストールして、「マイナアプリ」をインストールし直してください。
なお、マイナアプリの利用開始にはマイナンバーカードの「利用者証明用電子証明書暗証番号」(数字4桁)が必要です。
以下はAndroidの場合ですが、iPhoneでもほぼ同じ手順です。

Google Play・App Storeで「マイナアプリ(旧マイナポータルアプリ)」をインストールします。

「新しくなったマイナアプリへようこそ」という画面にアプリの説明が表示されますので、「次へ」を何度か押してください。

「利用規約等に同意して続けてください」では「同意して続ける」を選択します。

「アプリの利用登録をはじめます」と表示されたら「次へ」を押してください。

「アプリからの通知を設定」はどちらを選んでも構いませんが、「通知を受け取る」を押すほうが良いかと思います。この後、「通知の送信を マイナアプリ に許可しますか?」と表示されたら「許可」を選択してください。

「端末のロックの利用を許可」で「次へ」を押すと、指紋認証や顔認証など、スマートフォンのロック解除時と同じ認証方法が求められます(この例では指紋認証)。認証を行ってください。

「利用者証明用電子証明書のパスワード」の入力を求められますので、入力して「次へ」を押してください。

「マイナンバーカードの読み取り」と表示されたら、マイナンバーカードを用意してから「読み取り開始」を押します。

マイナンバーカードをスマートフォンに接触させて、読み取ってください。

「マイナアプリへの利用登録が完了しました」と表示されたら、このスマートフォンでマイナンバーカードを使う準備は完了です。「はじめる」を押してください。

マイナアプリのホーム画面が表示されました。今回はここにあるメニューは使いませんので、アプリを閉じてください。
マイナポータルでの連携
次に、マイナポータルにマイナ免許証を連携させます。連携すると、パソコン・スマートフォンで免許更新時のオンライン講習を受けられるようになります。
まず、マイナンバーカードと、4種類の暗証番号(パスワード)を用意しておいてください。
ブラウザ(Chrome, Safari)で「マイナポータル」 https://myna.go.jp/ を開いてください。

マイナポータルにアクセスしたら、「運転免許」をタップしてください。

「運転免許」画面になりますので、「ログイン」を押します。

「マイナンバーカードでログイン」を押してください。

「マイナンバーカードを使って認証します」と表示されたら「自分のマイナンバーカードで認証」を押します。

「実物のマイナンバーカードの利用者証明用電子証明書のパスワードの入力」を求められます。
「利用者証明用電子証明書暗証番号」は4桁の数字です。入力し、「次へ」を押してください。

「マイナンバーカードの読み取り」と表示されたら「読み取り開始」を押します。

「端末をカードにかざしてください」と表示されるので、先程と同じようにマイナンバーカードを読み取ります。

カードを読み取ると「マイナポータルへ情報を連携します」と表示されます。「次へ」を押しましょう。

「マイナポータルに移動して利用を続けてください。」と表示されるので「利用中のサービスに移動」をタップします。

マイナポータルの「運転免許」画面になるので、「連携をはじめる」を押してください。

「マイナ免許証との連携」画面に、説明が書かれています。画面を下にスクロールしてください。

画面の下部にある「連携」ボタンを押してください。

「同意確認」画面で「同意」を押します。

「アカウント登録用情報の送信」と表示されたら、「マイナンバーカードで情報を取得」を押してください。すると、マイナアプリが起動します。

「券面事項入力補助用のパスワードの入力」を促されますので、4桁の数字を入力し、「次へ」を押してください。

再度「マイナンバーカードの読み取り」が出るので「読み取り開始」を押します。

今までと同じようにマイナンバーカードをスマートフォンのセンサーで読み取ってください。

「本人情報の連携が完了しました」と表示されたら「利用中のサービスに移動」を押してください。

「アカウント登録用情報の送信」画面にはマイナンバーカードに登録された氏名、生年月日、氏名が表示されます。画面を下にスクロールして「次へ」を押してください。

「属性連携開始手続き」画面には利用規約が表示されますので、スクロールして読んでください。

「利用規約を確認しました。」にチェックを入れて「同意する」を押してください。

「電子署名とは、署名情報がご自身によって作成・送信されたことを証明するものです」と説明が表示されるので「OK」を押してください。

「実物のマイナンバーカード用署名用電子証明書のパスワードの入力」画面には6~16桁の「署名用電子証明書用暗証番号」を入力し、「次へ」を押してください。

再度、「マイナンバーカードの読み取り」を求められますので、「読み取り開始」を押してください。

マイナンバーカードをスマートフォンにかざします。

「署名が完了しました」と表示されたら、「利用中のサービスに移動」を押します。

マイナポータルに戻り、「アカウント連携の完了」と表示されたら、マイナ免許証との連携は完了です。以後、運転経歴情報の表示や、免許更新時のオンライン講習受講が可能になります。
今回はためしに「運転免許(運転経歴情報)ページへ」を選択してみます。

このように、運転免許証の登録情報が表示されます。表示される項目は以下の通りです。
- 氏名
- 氏名フリガナ
- 生年月日
- 住所
- 本籍
- 保有状況(「マイナ免許証のみ」など)
- 顔写真
- 色区分(「優良(ゴールド)」など)
- 免許情報記録の有効期限
- 免許情報記録番号
- 取得済免許の種類
- 免許の年月日(二・小・原)
- 免許の年月日(他)
- 免許の年月日(二種)
- 免許の条件(「眼鏡等」など)
- 備考
マイナ免許証アプリのインストール(必須ではない)
マイナ免許証の申し込み後は、運転時にマイナンバーカード(マイナ免許証)の携帯が義務付けられます(普通の免許証との2枚持ちの場合はどちらか片方で構いません)。警察官に運転免許証の提示を求められた場合は、警察官が専用端末でマイナ免許証のデータを読み取るため、スマートフォンに「マイナアプリ」以外のアプリをインストールする必要はありません。
ただし、「マイナ免許証読み取りアプリ」があれば自分で簡単に免許証情報を確認できるため、インストールをおすすめします。

Google PlayまたはApp Storeで「マイナ免許証読み取りアプリ」をインストールします。

アプリを起動すると「ようこそ」と表示されるので「次へ」を押してください。

利用規約を読み、「利用規約に同意する」にチェックを入れて「次へ」を押します。
この後、「通知の送信を マイナ免許証読み取りアプリ に許可しますか?」などと表示されたら「許可」を押してください。

「はじめましょう」と表示されたら「はじめる」を押してください。

「マイナ免許証読取」画面で「読取開始」ボタンを押します。

暗証番号入力画面です。なお、ここで入力する暗証番号はマイナ免許証を申し込んだ際に警察署で設定した4桁の数字です。入力後に「読取開始」を押してください。

今までと同じように、マイナンバーカード(マイナ免許証)をスマートフォンで読み取ってください。

「読取結果」画面に、マイナンバーカードに保存された免許証情報が表示されます。なお、顔写真は白黒で表示されます。
マイナンバーカードの更新とマイナ免許証の申し込み方法の解説はこれで終わりです。


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